大人のナチュラルメイク術

しみ、シワ、くすみなど…どんなにキレイな人でも年齢を重ねればたくさんの肌トラブルに悩まされるようになっていきます。しかし、そのトラブルを隠すためにファンデーションを厚塗りにしてしまうと年齢以上に老けて見えてしまい逆効果。かといって本当に薄化粧で済ませてしまっては肌トラブルを隠しきることができません。

大人のベースメイクは、厚塗りに見えないようにさりげなく肌トラブルをカバーしながらナチュラルメイクに見せるための一工夫がポイントです。

①コンシーラーの使い方

コンシーラーで隠したい部分を完全に塗りつぶそうとすると上手く馴染まず厚塗り感が出てしまいます。隠したい部分に乗せた後は境界線をぼかすように、指先でトントンと軽くたたきながら馴染ませましょう。シミ隠しには肌の色より少し暗めの色を。肌の赤味にはベージュ、赤味が強い場合はグリーン系の色を。クマにはクマの色味に合わせたカラーコンシーラーを。悩み毎に色を変えるとよりキレイな仕上がりになります。明るめのコンシーラーをハイライトのように使えばトレンドのツヤ肌に見せることも可能です。

②化粧下地の選び方

下地の色次第で肌悩みをカバーすることができます。ピンク系はくすみを隠して血色感のある印象に、パープル系はくすみを隠して透明感のある仕上がりに、イエロー系はクマやしみを隠して健康的な印象に、オレンジ系はたるみやほうれい線による影を隠し若々しい印象に、グリーン系は赤みや赤ら顔のカバーに、ベージュ系は肌の色ムラを均等に整える効果が期待できます。ただし、グリーン系は塗りすぎると顔色が悪く見えてしまうので気をつけてください。

③ファンデーションの選び方

手軽で持ち運びも便利なのはパウダーファンデーションですが、粉っぽい仕上がりは老け肌に見えやすいので大人の肌にはリキッドファンデーションがおすすめです。リキッドは乾燥を感じさせないツヤのある仕上がりになり、仕上げに化粧水を含ませたスポンジでたたいてあげることでより毛穴レスの陶器肌に近づくことができるでしょう。

年齢に応じたメイク術で若作りの肌ではなく、若見えの肌を。外出自粛でおうちで自由に過ごす時間が増えた今だからこそ、メイクテクのアップデートに力を入れてみてはいかがでしょうか。